「名前」
『名前』

歴史に残す名など要らない。
世界に轟かす名も要らない。
唯、あんたに伝える名が欲しい。


今迄ソレは不要だった。
否、あったとしても意味を成さなかった。
伝えたいヒトに届かなかったから。

でも
今なら届くだろう?オレの声が。
今なら見えるだろう?オレの姿が。
今なら感じられるだろう?オレの存在が。

だから
呼んで、叫んで、囁いて、
優しく、激しく、甘く、
もっともっともっと、
「オレ」の「名前」を…


なぁ、マリク、オレの名前は?



闇マリクの詠う詩。
紡ぐ言葉は切なる想い。
因みに、ウチの闇マリには名前、あります。